住宅ローンの選択は、戦略的に選ぶ
住宅ローンの選択は、戦略的に選ぶ
変動型を借りる場合には、毎月返済額が抑えられる分、 貯蓄をしておくといい。 返済が進んでいくのに加えて、貯蓄を利用して繰り上げ返済をすれば、さらに残債が減り、 返済額の増加を抑えられます。 そうした使い方をすることが重要で、 金
利上昇不安があるからといって固定型一択としたり 変動型からすぐに固定型に切り替えたりする必要性は低いと考えられます。
金利上昇傾向により、 今後は固定型を選択する人も増えてくると予想する。 その際、知っておきたいこととしてフラット35の金利引き下げメニューである。
フラット35では、 家族構成と物件の建て方によって一定期間の金利が引き下げられる。 家族構成では子どもの数など、 住宅については性能や管理・修繕、エリア(空き家対策、地方移住支援など)によって当初の金利が引き下げられる。
例えば若年夫婦世帯または子ども1人の世帯がZEH住宅、 維持保全型を購入する場合には、当初5年間は年1%、 6〜10年目は年0.25%が引き下げられる。 2024年5月の最頻金利 (融資率9割以下・新機構団信付き) は1.83% だが、 当初5年間は0.83%が適用されることになる。 当初期間の金利が低いと残債が減りやすく、効果が大きい。