中古戸建の査定方法(原価法)
中古戸建の査定方法(原価法)
- 同建物を新築で建てた場合、現在建築費用がいくらかかるかを積算。
- 建物の経過年数と耐用年数を調べます。
- 建物完成時から築年数分の劣化分を計算し、原価率(残存年数÷耐用年数)を算出します。※構造ごとに耐用年数は変わります。
- 面積×単価×原価率の計算を行い建物の査定金額を算出します。
たとえば、査定したい家と同じ家を建てた場合の費用が2,000万円(木造と仮定)、築12年の場合の計算式、(10÷22)×2,000万円=720万円。この金額を指標とし経済状況・室内の使用程度・その不動産のアピールポイント・メリット・デメリット等を考察して、査定金額を増減額致します。
このような査定方法を 「原価法 (げんかほう)」+「取引事例比較法」といいます。
下記要件によっても価格が決まります。
※建物の部分
- 室内・お庭に清潔感があるかどうか。検討者は、内覧が始まってから6秒で物件を気に入るかどうか心の中で判断しております。
- リフォームの有無・有名ハウスメーカーが建てたかどうか・有名ハウスメーカーや大手工務店が建てた家の方が、 査定評価が高くなります。
- 耐震性レベル
- エネルギーコストがかからないかどうか太陽光発電がついていたり、 省エネの工夫がある家 (ZHE住宅など) の方が、査定評価が高くなります。
- ホームステイジングがされているかどうか
※土地の部分
- 交通や近隣使用の状況
- 周囲の環境や供給施設(日当たり・風通し・水道やガスなどのライフラインの引込み状況)
- 街路状況(街灯が少ない場所は、治安が問われます)
- 接道状況 (前面道路の幅など、旗竿地は、査定評価が低くなります)